40代男性が情報工学学士を取りたいがために勉強をする記録

プログラムを書かなくなって長い40代のITエンジニアが情報工学を取得したいがために勉強をする記録を書いていきます。

【ウイークリーレポート?】20210830週までの勉強記録 は無いので、大炎上プロジェクトとメンタルケアについて

  3週間まとめての報告です。結論から書くとほとんど勉強できませんでした。
  理由は仕事が大嵐になったためです。

大炎上プロジェクトに巻き込まれる

  会社でとある規模の大きいプロジェクトにアサインされました。これ自体は元々予定されていた話なのですが、入ってすぐにPMから
「元々は管理業務を主に担当してもらうつもりだけど、どうやら開発の進捗が遅れているらしい。少し手を動かしてリカバリをお願いできないか」
  と依頼されました。詳細を確認したところ、いくつか雛形となるスクリプトがあり、それらを横展開していけば良いので大きな問題ないはず、とのことでした。

  そこでまずは、実際のスクリプトや対応するDBのテーブル定義やデータ・ドキュメントなど参照しつつ、実際にどんな物を作るのか当たりをつけていきました。

  • 嫌な予感その1:アサイン済みの開発担当者と連絡が取りづらい(Slackの返事が遅い)、会議の場に居ない*1
  • 嫌な予感その2:ドキュメントを参照して洗い出した「作成すべきスクリプトの分量およびカテゴリ」に対して、明らかに雛形の数が足りない

 
  そしてこの嫌な予感は最悪の形で的中しました。担当者が虚偽の報告をしていました(雛形を作っていたけと報告したけど実は作っていなかった)。
  お客様には作ってあるという前提で既にスケジュールを組んで合意しています。しかしブツはありません。そのため、なんとしてもスケジュール間に合わせるために誰かが作らなければいけません。誰が作るのか。

 

  はい、僕です。

 

  というわけで土日返上で今に至ります*2。 もちろん今回の炎上の責任は自分には無く、そのことは上長も含め理解はいただいています。しかしそれでもメンタルは完全に疲弊してしまい、長岡先生の授業を聞く気力は全くありませんでした。
  最初のマイルストーンは越えて振休を1日消化し、3連休を取れました。ですがこの3連休は、運動をしたり長風呂に入ったり家事をやって翌週に備えたりと、メンタルを回復させるのに精一杯でした。今は、この大炎上プロジェクトが放送大学の試験期間中では無くて良かったと思うしかありません。

 

  今年の仕事は、何らかのプロジェクトにアサインされるというよりは、複数のプロジェクトの技術的な支援が中心でした。そのため、そこまで大炎上に巻き込まれる心配は無く、だからこそ放送大学の入学を検討する余裕がありました。しかし状況が変わってしまい、大規模プロジェクトにアサインされてしまいました。後期は、今のプロジェクトとバッチリ期間がかぶってしまっていることが悩みです。僕の知っている限り、炎上しない大規模プロジェクトは聞いたことがありません。大規模プロジェクトはボヤレベルでも小規模の大炎上クラスであることを見落としていました。「納期は政治判断」という言葉がありますが、大規模プロジェクトはこの「政治判断」がより上層部に近くなるため、納期の調整がより困難です。結果、炎上リスクが高くなります。

 

  ここまで書いたところで、ふと思い返して情報コースの科目を見返したところ、驚いたことに(大学院も含めて)プロジェクトマネジメントに関する科目はありませんでした。プロジェクトマネジメントは、情報工学の分野としては取り扱われない類のものなのでしょうか…。少し暗い気持ちになりました。

 

メンタルダメージを引き起こすフック

  もう15年ほど前の話です。仕事が忙しく誰にも頼れず、技術も全然わからず、上長からは詰められるばかりで、どうしようもなくなってうつ病を発症したことがあります。発症してからは薬物投与で治療を行いつつ、だましだまし働いていました。その後6年ぐらいかかって寛解し今に至るのですが、今回久々に強い不安に襲われ危ないと感じました。
  仕事が忙しいのはこれまで何度もありましたが、メンタルがやばいときとそうでないときがあることに気付きました。自分の場合は、こんな条件が揃うとメンタルがやばくなります。

  • 土日や仕事終わりに予定があること(特に、人狼やマーダーミステリーなど、自分が欠席することによる影響が大きいイベントであれば余計に)。
  • スケジュールの見通しやマイルストーンが明確でないこと
  • 自分の担当する分野が、自分の力で難易度的にできるかどうか見通しが立てられないこと(量の問題であれば大丈夫)
  • 上長から詰められたり、フィードバックが一切ないなど、心理的な安全性が低いこと

  去年もこれくらい忙しかったけどうつ的なメンタルのヤバさにはならなかったことを思い出して、何が違うのだろうと比較した結果、上記の条件が思い浮かびました。特にスケジュールと上長の影響は重要で、「結局自分で解決するしかない、上長には頼れない」と思ってしまうと、メンタルが死にます。今回の仕事が元上長(適切なフィードバックをくれない方)との仕事だったことも少なからず影響していると思います*3

 

メンタルダメージを軽減するための準備と環境

  明日からまた忙しくなるので、この3日間でメンタルダメージを軽減するための準備をしました。

  • 土日も含めて、9月のキャンセルできる予定は全てキャンセル
  • お香や入浴剤など、身体的にリラックスできるアプローチを用意
  • かかりつけの心療内科へ通って状況報告、頓服薬を処方してもらう
  • 野菜たっぷりの鍋料理を作って、平日温めるだけで食べられるようにする
  • 何がストレスだったか洗い出して、こうやってひたすら書く
  • 枕元にノートとペンを用意して、朝起きて憂鬱だったら憂鬱な気分をひたすらノートに書きなぐる
  • 3 good thingsを寝る前にやる

 

3 good thingsはこちら。

www.3-good-things.app

  この3週間、「いかに書くことが大事か」ということを改めて思い知りました。極端な話、プロジェクトメンバーの誰かがいつコロナに罹患してもおかしくはないのです。そうなった時に備えて、ドキュメントにせよスクリプト内のソースコードにせよ、「何で悩んでいるのか」「何がどこまでできているのか」「何をしようとしているのか」、とにかく考えていることを書くことで、精神的にも安心しますし、誰かに相談するための下準備ができます。

 

  というわけで、メンタルケアも兼ねてのウィークリーレポートでした。せめて明日から、1節でもいいから長岡先生の授業が聞けるとよいのですが。

*1:テレワークなので、顔を合わせることはなく連絡はWeb会議もしくはメール・Slackで行っています

*2:余談ですが、この間モデルナワクチン二回目の接種を行っています。副反応が思ったよりひどくなく1日だけの休みで済んだのは良いのか悪いのか

*3:今回は、僕の直属の上長からは「元上長さん、仕事ぶりを褒めていたよ」とうかがったのでひどいことにはならなそうですが、それでもまだトラウマがあります…。